どんな高価な着物を着ていても、手入れを怠り汚れてしまっては、その美しさは台無しです。 きものを着て、外出から帰ったらシミの点検等、お手入れをしましょう。その細やかな心使いが、着物の美しさを何代にも受け継ぐ長持ちさせることにつながります。
①脱いだ着物は、肌のぬくもりや湿気を取るために和服用ハンガーに2~3時間吊るす。
●直射日光が当たらないように充分気をつける
●できれば、風通しの良いところで
●何日も和服用ハンガーに掛けたままにすると、裏地との狂いが生じやすいので注意が必要です
②柔らかい毛のブラシか、ビロードの小布団(昔はよく呉服屋さんでくれたんですけど・・)で着物全体のほこりを、上から下へ向けて払う。
●やさしく、丁寧に、力を入れないで
③衿山や袖口・裾の汚れは、良質(コレ大切)なベンジンをたっぷり使って、カット綿やガーゼでたたくようにふく。
●着物に直接ベンジンをつけて拭かないこと。
●着物の生地を擦らないこと
わが社の宣伝?とご注意!このごろの着物は、自宅で洗い張りをするのが当たり前の時代とは違いますので、「素人がしみぬきはしない」という前提で染めや加工がほどこされている着物が多いんです。ですので、特jに高価な着物や大切な着物は、腕の良い和服専門業者(もちろん、わが社もです・・・・)に依頼した方が無難だと思います。衿だけとか、部分的にも対応しています。 |
④背中のシワや腰周りのシワは、裏からアイロンをかける。それでもシワが気になる場合は、表の上に当て布をあててシワを伸ばす。
⑤帯は、締めた後のシワは取りにくいものですが、着物同様に当て布をシワの上にのせてアイロンをゆるくあてる。
●シワが伸びにくいからといって、高温や直接アイロンを当てないこと。
●蒸気アイロンは控えて下さい。
わが社の宣伝?とご注意!袷になっている着物などは、熱によって生地が伸びたり縮んだりするものや、金加工などで熱に弱い加工もありますので、お仕立が出来るような方以外は、やめられた方が無難だと思います。腕の良い和服専門業者(もちろん、わが社もです・・・・)に依頼した方が良いと思います。 |
⑥シワが出来ないように注意して、たたんでたとう紙に入れる。
※和服は、1点1点生地も加工も異なります。このコメントをご覧になり、ご自分でお手入れをされて、万が一事故がおこっても弊社は一切保障致しません。ご理解の程宜しくお願い致します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました m(_ _)m